庭木を長く健康に保つには、剪定の「時期」を守ることがとても重要です。時期を間違えると、枝を切ったダメージから木が弱ってしまったり、翌年花や実がつかなくなったりすることがあります。ここでは、庭木の基本的な剪定時期と、樹種ごとの目安をまとめました。
庭木の剪定は、大きく分けて夏(4〜6月頃)と冬(10〜2月頃)の年2回が基本です。
真夏(7〜8月)は庭木がもっとも成長し、栄養を使い切っている時期です。このタイミングで大きく剪定してしまうと、切り口のダメージを回復するための栄養が足りず、木が弱ったり枯れたりする原因になります。剪定は夏本番の前、または休眠期に入ってからおこなうのが安心です。
冬に葉をすべて落とす落葉樹は、休眠期である11月〜翌2月頃が剪定の適期です。
1年を通して葉をつける常緑樹は、新芽が動き出す前の3月下旬〜6月頃に基本剪定をおこないます。9〜10月頃に軽い剪定を追加すると、翌年の姿がより整います。
針葉樹も常緑樹と同様、春先の3〜5月頃が基本剪定の時期です。9〜11月の秋にも軽剪定をおこなうと、冬場に枯れ枝が目立つのを防げます。
生垣は外から見られる機会が多いため、年3回ほどのこまめな剪定がおすすめです。常緑樹・針葉樹は9〜10月、落葉樹は11〜12月が目安になります。
落葉樹の仲間ですが、この2種は時期が特殊です。アジサイは花が咲き終わった直後の7月頃、サクラは11〜12月頃に、負担の少ない軽い剪定にとどめるのが基本です。花芽をつける時期を誤って切り落とすと、翌年花が咲かなくなるので注意しましょう。
低い位置の軽い剪定であれば自分でもおこなえますが、高木の剪定や太い枝を切る本格的な剪定には、転落や枝の落下といった事故のリスクがあります。庭木の種類が多くて時期の判断が難しい場合や、脚立を使うような高さの作業は、無理をせず地域の造園業者に相談するのも一つの方法です。
庭木の剪定時期は、落葉樹なら冬(11〜2月)、常緑樹・針葉樹なら春(3〜6月)が基本です。真夏の剪定は避け、木の種類ごとの適期を守ることが、庭木を健康に長持ちさせるいちばんのコツです。